オススメの市販殺虫剤!
大切な自宅でシロアリを見つけてしまったら、一刻も早く駆除しなくてはいけません。
被害が初期症状であれば、DIYでのシロアリ駆除でも十分に効果が得られます。
代表的なDIYでのシロアリ退治では市販の殺虫剤、薬剤、スプレーなどを用いた方法が挙げられますが、各メーカーから多くの商品が発売されておりますので、「一体どれが良いの?!」となってしまうのではないでしょうか。
特に効果が高いものはどれなのか、口コミやレビューをまとめましたので、購入の際にご参考になれば幸いです。
また、どのように使用すればシロアリを徹底的に駆除できるのか、より効果的な使用方法等も併せてご紹介したいと思います。
即効性で選ぶならスプレータイプがオススメ!
スプレー型のメリットは何と言っても即効性!
まずはとにかく目に見える部分を処理したい!という時にオススメです。
遅効性の物は巣へ戻った後に死ぬため、その死骸を食べる事で巣全体の駆除も可能になるという特性もあり、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
持続性が低く、毒性も高い為、一時的な使用となる点に注意が必要です。
予防型(設置又は散布)のシロアリ殺虫剤一覧
メーカー | アース製薬 | フマキラー | イカリ消毒 | 住友化学園芸 |
商品名 | シロアリアース | シロアリジェットプロ | シロアリ退治スプレー | シロアリアタッカーEX |
価格 | (1本辺り) 750~1,100円 |
(1本辺り) 800~1,000円 |
(1本辺り) 700~1,200円 |
(1本辺り) 900~1,200円 |
有効成分 | ビフェントリン (ピレスロイド系) |
トラロメトリン、シプロコナゾール、エムペントリン | エトフェンプロックス | クロチアニジン、モンフルオロトリン、ヘキサコナゾール |
タイプ | スプレー | スプレー | スプレー | スプレー |
持続性 | 6か月 | 9か月 | メーカー発表なし | 12か月 |
年間で掛かるコスト (1坪辺り) |
2,000円前後 | 1,500円前後 ※1本約15坪使用可能 |
2,000円前後 | 1,000~1,500円 |
おすすめのシロアリ殺虫剤①
値段が安く効果が高いと評判なのが、アース製薬の「シロアリアース」です。
ピレスロイド系であるビフェントリンが配合されているため、即効性及び持続性を両立させている成分となっています。
エサを巣に持ち帰るシロアリの習性を利用し、シロアリが巣へ殺虫剤の成分を持ち運んでくれ、巣全体の駆除も可能です。
粉末状の駆除剤を散布するので誰でも使いやすいですし、値段も1000円前後でお手頃です。
シロアリアースの口コミ
⇒玄関に羽アリが大量に出たため、虫コロリアースで全滅させました。
⇒家の周りにまいたらシロアリだけじゃなく他の虫も寄って来なくなりました!
⇒粉末タイプなので持続性が高いみたいで、一回でシロアリを駆除する事が出来ました。
シロアリだけでなく虫全般に高い効果を発揮するシロアリアースはDIYで対策を行う場合におすすめと言って良い商品でしょう。
おすすめのシロアリ殺虫剤②
木材防腐剤が入っており、シロアリの予防効果が9ヶ月も持続するのがフマキラーの「シロアリジェットプロ」です。
エムペントリンというピレスロイド系が使用されているので、遅効性が高く巣に殺虫剤の成分を持ち帰らせて一網打尽にするという効果があり、非常に優秀です。
シロアリジェットプロの口コミ
⇒すき間ノズルが付いていて、狭いところにも殺虫剤をたっぷり入れられました
⇒遅効性が高いと聞いていたがシロアリに吹き付けたらすぐに殺せた
⇒防腐効果があるのでシロアリ退治後の予防にもなります
防腐効果や予防効果が9ヶ月も続くシロアリジェットプロは、シロアリ駆除後もしばらく安心できるという点でメリットがあります
値段は1200円前後とシロアリアースに比べてやや割高ですが費用対効果を考えれば安いと言えるでしょう。
小さなお子様・ペットがいる場合は設置型がオススメ!
「ピレスロイド」と呼ばれる殺虫剤に含まれる成分は即効性・防虫作用・高い安全性から、シロアリのみならず数々の害虫駆除で大活躍しています。
高い安全性を有するのは人を始めとした犬・猫・鳥といった小動物を含めた“哺乳類”や“鳥類”はピレスロイドの毒性を体内で分解出来るためであり、
万が一口に入れてしまっても微量であれば人体に影響を及ぼさず、まさに害虫駆除に最適な成分なのです。
ただし、皮膚の弱い方や、免疫力の未だ低い子供、小さなペット等は体内又は体面に付着する事でアレルギーや体調不良といった影響が出る場合もありますので、油断は禁物です。
小さなお子様やペットがいるご家庭の場合にはシロアリの毒となる餌を予め設置し、巣に持ち帰って一網打尽にするという「設置型シロアリ殺虫剤」がお奨めです。
予防型(設置又は散布)のシロアリ殺虫剤一覧
メーカー | カダン (フマキラー) |
イカリ消毒 | イカリ消毒 | アース製薬 | 吉田製油所 |
商品名 | アリカダン粉剤 | シロアリハンター | シロアリハンター エアゾール |
シロアリ・羽アリ撃滅 | ミケブロック(希釈タイプ) |
価格 | (1.2kg) 600~900円 |
(15個入り) 4,500~6,000円 |
1,500~2,600円 | 800~1,500円 | 100g(10L分) 3,000円~ |
有効成分 | ピレトリン、カルバリル | ビストリフルロン | ビストリフルロン | フタルスリン、ビフェントリン | ジノテフラン |
タイプ | 粉末 | 箱型 | スプレー | 液体スプレー | 顆粒 (水に溶解し使用する) |
持続性 | メーカー発表なし | 12か月 | 3か月 (1シーズン) |
6か月 | メーカー発表なし |
年間で掛かるコスト (1坪辺り) |
2,500~3,000円 ※100gで1㎡使用可能 |
1,500~2,000円 | 2,000円前後 ※1本で15~20㎡使用可能 |
1,500円前後 | 3,000~3,500円 |
設置型のおすすめシロアリ殺虫剤
シロアリ駆除をベイト工法(設置型駆除)で行う際に欠かせない殺虫剤がイカリ消毒株式会社から発売されている「シロアリハンター」でしょう。
シロアリが出た場所に設置しておくだけで勝手にシロアリが減っていき、気付いた時にはいなくなっているという優れものです。
散布するわけでは無いので人体に付着又は吸収される恐れが無く、お子様やペットがいても安心して利用する事が可能となっています。
※↓こんな感じで設置するだけでOK!
仕組みとしては至極簡単で、プラスチック状のケースにシロアリが好む木材や紙を入れておき、シロアリがそれを食す又は巣に持ち帰る事で多くのシロアリが当該毒エサによって駆除が行えるというものです。
※↓このような構造になっています。
設置直後 |
設置2か月後 |
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設置直後
設置2か月後
難点を上げるとすれば、継続して利用するとややコストが高いという点でしょうか。
楽天・Amazon等で1箱(6個入り)2,500円前後ですが、一軒家だと一回で使い切ってしまうため、年間で約15,000円(2か月交換で計算)、5年間で換算すると75,000円のコストが掛かります。
シロアリハンターの口コミ
⇒これは楽!勝手にシロアリがいなくなりました。
⇒一回駆除出来たのですが、また出るようになってしまいました…持続が短い。
⇒子供がいるので、安心して利用出来る点が嬉しいです。
安全性が高い反面、持続力及び対費用効果がやや悪いというシロアリハンター。
家の面積が広がるとさらにコストが嵩んでしまうため、規模、安全性等を勘案しながら利用すると良いでしょう。
狭い箇所のシロアリ駆除には非常に高いパフォーマンスを発揮します。
その他、あると便利なもの
殺虫剤だけでなく、あると駆除に便利なシロアリDIYグッズをご紹介します。
蓄圧式噴霧器
大量に殺虫剤を散布する際にあると非常に捗ります。
値段は5,000円~10,000円程ですが、安い物だと3,000円前後で購入する事も可能です。
防護服・ゴーグル等
↓オススメの使い捨て防護服↓
床下や縁の下は露出した木材やコンクリートが多いため、肌が露出しないように保護する必要があります。
また、殺虫剤を大量に吸い込むと体調不良・アレルギー等を引き起こす事があるため、マスク・ゴーグル等の使用が望ましいです。
※↓このようにセットになっているものがお奨めです。
セットで買うと7,000円程、個別に買うとすると各1,000円~2,000円くらいです。
大規模駆除なら駆除業者の方が安い?
シロアリ駆除を行える薬剤は薬局やホームセンターで数多く取り扱っており、これらの他にもたくさんの商品がありますので、値段や効果、含まれる成分などを見て吟味してみると良いでしょう。
分からない点があればホームセンターの店員に質問したり、ネットでの評判を見てみたりしてみるのも効果的です。
アレルギー成分が入っていないか、どのような効果があるのか、どこにシロアリがいるのか、DIYはこれらの状況に合わせ、自身で薬剤・殺虫剤を選んだ上で対策がとれるのが非常に魅力的なポイントです。
ただし、これらは局地的な駆除には非常に有効ですが、大規模な駆除の場合にはコスト面・効果ともにパフォーマンスが悪くなる可能性があり、かえって被害を長引かせてしまう可能性もあります。
駆除業者の無料診断等を上手に活用し、シロアリの被害状況を勘案しつつどちらを選択するのかを決定するようにしましょう。